ブログを始めたものの全く稼げる気配がなく、「このまま続けて本当に意味があるのだろうか…」と心が折れそうになっているシニア世代の方へ。
「他の人は順調そうなのに、なぜ自分だけ…」そんな風に感じて、孤独と不安に苛まれているかもしれませんね。
この記事は、まさにそんなご自身のためだけに書きました。
今回は、ブログで稼ぐことの「現実」を客観的なデータで示すと共に、それでもブログに挑戦し続ける価値がある理由を、筆者の6年間の経験からお伝えします。
この記事を読み終える頃には、「稼げないのは自分だけではなかったんだ」という安心感と、「もう一度頑張ってみよう」という前向きな気持ちが湧いてくるはずです。
ぜひ最後までご覧下さい。
【結論】ブログで稼ぐのは簡単ではないが、現実に可能

ブログで稼ぐのは現実か、多くの方が疑問に思う点です。
大半が収益化できず挫折する厳しい現実があるのは事実でしょう。
しかし、正しい考え方でコツコツ継続すれば、月1万円の収益は決して夢ではありません。
大切なのは過度な期待をせず、現実的な一歩を踏み出すことです。
ここでは、そのための具体的な心構えを解説します。
多くの人が「稼げずに」挫折していくのが現実
ブログで収入を得られる方は一握りで、多くの方が収益化できずに途中で諦めてしまうのが現実です。
すぐに結果が出ないためモチベーションが続かないことや、何を書けば良いか分からなくなることが主な原因といえるでしょう。
多くの方が「簡単に稼げる」というイメージとのギャップに苦しみます。
筆者の周りでも、ブログを始めた10人のうち、1年後も続けているのは1人か2人程度です。
最初の半年間は収益がほぼゼロという期間が続くことも珍しくなく、多くの方がこの「成果が出ない期間」に耐えられなくなります。
この厳しい現実を最初に理解しておくことが、かえって継続への第一歩になるでしょう。
正しい考え方で続ければ、月1万円は達成可能
ブログで月1万円の収益を達成することは、正しい考え方を持って継続すれば十分に可能です。
大きな成功を夢見るのではなく、まず「読者の悩みを一つ解決する」という小さな目標を立てましょう。
読者の役に立つ記事を一つずつ積み重ねることで、信頼とアクセスが集まり、収益に繋がります。
例えば、「庭のトマトを甘く育てる方法」という自分の経験を書いた記事が、同じ悩みを持つ読者から感謝され、紹介した肥料が購入されるケースがあります。
このように、ご自身の経験が誰かの役に立つ喜びが、継続の力になるでしょう。
収益化は読者への価値提供の結果であると捉え、地道に続けることが月1万円達成への近道です。
大切なのは「過度な期待」をせず、コツコツ続けること
ブログ運営で最も大切な心構えは、「すぐに稼げる」という過度な期待を持たずにコツコツと作業を続けることです。
ブログは、書いた記事が検索エンジンに評価され、アクセスが集まるまでに時間がかかるビジネスモデルです。
最初の数カ月は無収入の状態が続くことも普通であり、ここで焦ってしまうと継続が困難になります。
筆者自身もブログを始めた当初、半年間は収益が数百円程度でした。
しかし、アクセス解析を見ながら読者が求める情報を考え、記事の修正を繰り返した結果、少しずつアクセス数と収益が増えていきました。
長期的な視点で、改善を楽しむ姿勢が成功に繋がります。
短期的な成果を求めず、ご自身のペースで楽しみながら継続することが、結果的に収益化への一番の近道になります。
データで分かる「ブログで月1万円稼ぐ」3つの現実

「ブログで稼げる」という話はよく聞きますが、実際のところ、どのくらいの人が収益を上げているのでしょうか。
感覚的な話ではなく、客観的なデータを見ることで、ブログで稼ぐことの現実がより明確になります。
ここでは、調査データを基に、ブログ収益に関する3つの厳しいながらも重要な現実を解説していきます。
現実①:月1万円以上の収益があるのは全体の約2割
特定非営利活動法人アフィリエイトマーケティング協会の調査によると、ブログで月1万円以上の収入を得ている方は全体の約2割というデータがあります(出典:特定非営利活動法人アフィリエイトマーケティング協会)。
この数字は、多くの方がブログを始めても、継続的な収益化には至らないという厳しい現実を示しています。
多くの場合、最初の数カ月は成果が出にくいため、モチベーションを維持できずに更新が止まってしまうのです。
しかし、裏を返せば、諦めずに正しい努力を続ければ、上位2割に入ることは十分に可能であるともいえます。
この現実を直視し、長期的な視点を持つことが、月1万円という目標を達成するための第一歩になるでしょう。
現実②:ブログ収入が全くない人も全体の約3割いる
同じくアフィリエイトマーケティング協会の調査では、ブログからの収入が「全くない」と回答した方も全体の約3割存在します(出典:特定非営利活動法人アフィリエイトマーケティング協会)。
この背景には、収益化を目的とせず純粋に趣味の日記として運営しているケースや、収益化の方法が分からず実践できていないケースが考えられます。
例えば、Googleアドセンスの審査に合格していなかったり、アフィリエイトリンクの貼り方が分からなかったりする段階です。
つまり、ブログを書いているだけでは、自動的に収入は発生しません。
収益を得るためには、「収益化する」という明確な意思を持って、広告の設置や商品紹介といった具体的な行動を起こす必要があります。
この一歩を踏み出すかどうかが、収入ゼロから脱却する最初の関門です。
アフィリエイト・プログラムに関する意識調査2025<第24回アフィリエイトカンファレンス資料>
現実③:楽な道ではないが、挑戦する価値は十分にある
これまでのデータを見ると、「ブログで稼げるのはやはり難しい」と感じるかもしれません。
確かに簡単な道のりではありません。
しかし、初期投資がほとんどかからず、ご自身のペースで挑戦できるブログは、シニア世代にとって非常にリスクの低い事業です。
たとえ月1万円の達成に1年かかったとしても、その経験を通じて得られる文章力やWebの知識は、ご自身の大きな財産となります。
何より、ご自身の発信が誰かの役に立ち、感謝される喜びは何物にも代えがたいものです。
筆者も、読者からの温かいコメントが何よりの励みになります。
厳しいデータは、挑戦を諦める理由ではなく、地に足の着いた計画を立てるための道しるべといえるでしょう。
挑戦する価値は十分にあります。
月収1万円を達成する「稼げる人」の3つの共通点

ブログで月1万円の収益を目指す上で、多くの方が「稼げる人」と「稼げない人」の違いはどこにあるのか疑問に思うでしょう。
成功している方には、いくつかの共通した考え方や行動パターンがあります。
これらを知ることで、ご自身のブログ運営に活かすことが可能です。
ここでは、月1万円を達成しているブロガーに共通する3つの特徴を解説します。
共通点①:「読者が何を知りたいか」を常に考えている
月1万円を稼ぐブロガーは、常に「読者が何を知りたいか」を第一に考えて記事を作成しています。
ご自身の書きたいことだけを発信するのではなく、読者が抱える悩みや疑問を解決するための情報を提供することに徹しているのです。
例えば、検索キーワードの裏にある読者の意図を深く読み取り、その答えを分かりやすく提示します。
筆者がブログ運営で壁にぶつかった時、改めてアクセス解析を見直し、読者がどの記事に興味を持っているか分析しました。
その結果、読者が求めているのは筆者の日記ではなく、具体的な問題解決策だと気づいたのです。
読者目線を徹底することで、自然とアクセスと信頼が集まり、収益という結果に繋がります。
共通点②:結果が出なくても、改善を続けられる
ブログで成果を出す方は、すぐに結果が出なくても諦めずに改善を続けられるという共通点があります。
ブログ運営は、記事を公開してから検索エンジンに評価されるまで数カ月かかることもあり、初期はアクセスが全くない状態が続くことも珍しくありません。
多くの方はこの期間に心が折れてしまいます。
しかし、稼げる方はこの停滞期を「改善のための期間」と捉え、アクセス解析のデータを見ながら記事の修正や新しい記事の投稿を継続します。
例えば、
- タイトルの見直し
- 導入文の改善
- 情報の追加
など、小さな改善をコツコツと繰り返すのです。
この地道な努力が、後に大きな成果となって表れます。
結果を焦らず、改善のプロセス自体を楽しむ姿勢が大切といえるでしょう。
共通点③:自分の言葉で、体験に基づいた記事を書いている
成功しているブログには、書き手の実体験に基づいた独自の視点が盛り込まれています。
一般的な情報をまとめただけの記事ではなく、ご自身の経験から得られた気づきや失敗談、具体的なエピソードを交えて語ることで、記事に深みと信頼性が生まれます。
例えば、シニア世代の方が長年の趣味である家庭菜園について書く場合、「市販の肥料AとBを実際に使ってみて、きゅうりの育ちがどう違ったか」という具体的な比較レポートは、他のどこにもない一次情報です。
このような独自の情報こそが読者にとって価値があり、ファンを生むきっかけになるのです。
ご自身の言葉で、ご自身の体験を語ることが、他のブログとの差別化に繋がり、稼ぐための大きな力になります。
「稼ぐ」だけが目的じゃない!ブログを続ける3つの価値

ブログを始めると、どうしても収益ばかりに目が行きがちです。
しかし、ブログを続ける価値はそれだけではありません。
日々の生活に目的が生まれたり、新しい知識を学べたり、人との繋がりを感じられたりと、内面的な豊かさをもたらしてくれます。
ここでは、お金以上に得られるブログの3つの価値を解説します。
価値①:日々の生活に「目的」と「張り合い」が生まれる
ブログを始めると、日々の生活に「記事を書く」という新しい目的が生まれます。
これは、定年退職後の生活にメリハリと活気が生まれるでしょう。
今日は何を書こうか、次はどんなテーマで伝えようかと考えることが、日常の些細な出来事にもアンテナを張るきっかけになります。
例えば、散歩中の風景や趣味の園芸での小さな発見が、素晴らしいブログネタになるのです。
筆者も、ブログを始めてから日常の解像度が上がったように感じています。
これまで見過ごしていた季節の変化や、人との会話の中の面白い一言が、全て記事の材料に見えてくるのです。
この「目的意識」を持つことが、毎日をより能動的で充実したものに変えてくれるでしょう。
価値②:新しい知識を学び、知的好奇心を満たせる
ブログ運営は、新しい知識を学ぶ絶好の機会です。
記事を書くためには、テーマについて調べたり、関連情報を整理したりする過程が欠かせません。
このインプットとアウトプットの繰り返しが、知的好奇心を満たし、脳の活性化に繋がります。
例えば、ご自身の趣味である「釣り」について記事を書く場合でも、魚の種類や生態、新しい釣り具の技術など、改めて学ぶことは多いはずです。
さらに、WordPressの操作や簡単な画像加工、SEOの知識など、ブログ運営自体が新しいデジタルスキルの習得を促します。
いくつになっても新しいことを学ぶ喜びは、生活に新鮮な刺激を与えてくれるでしょう。
知的好奇心を満たし続けることが、若々しさを保つ秘訣です。
価値③:読者との交流で、社会との繋がりを感じる
ブログは、ご自身の経験や考えを社会に発信し、読者と繋がるための素晴らしいツールとです。
記事に寄せられるコメントやSNSでの反応を通じて、これまで出会うことのなかった人々との交流が生まれます。
定年後に社会との接点が減り、孤独を感じていた方にとって、これは大きな喜びとなるでしょう。
例えば、ご自身の闘病経験を書いた記事に、同じ病気で悩む読者から「勇気をもらえました」というコメントが届けば、それは大きな社会貢献の実感に繋がります。
筆者も、ブログを通じて同じ趣味を持つ方と情報交換をすることで、一人では得られなかった多くの知識や楽しみを得ることができました。
読者との交流は、ブログを続ける大きなモチベーションになります。
まとめ|現実を知り、地に足の着いた一歩を踏み出そう

この記事では、ブログで稼ぐことの現実と、月1万円を達成するための考え方について解説しました。
重要なポイントは以下の3つです。
- 多くの人が挫折する厳しい現実を直視する
- 成功者の「読者目線」や「継続的な改善」の姿勢を学ぶ
- 収益だけでなく、生きがいや繋がりといった価値にも目を向ける
まずは「読者が何を知りたいか」を考え、次の記事のテーマを決めることから始めてみましょう。
ブログの収益化の仕組みについて理解できたら、当サイトのシニア向けブログの始め方に関する記事もご覧ください。