「プラグインを入れすぎると、サイトが重くなるって本当？」「無料のプラグインだけで、本当にセキュリティは大丈夫なの？」そんな疑問をお持ちではありませんか。
『便利そうだから』と、よく分からないままプラグインを追加して、後から後悔するのは避けたいですよね。
この記事では、そんなWordPress初心者が抱えるプラグインに関する素朴な疑問にお答えし、ブログ歴6年の筆者が「これだけは絶対に入れておくべき」と断言できる7つの必須プラグインと、その正しい選び方を分かりやすくご紹介します。
この記事を読み進めることで、プラグインに関するあなたの不安がスッキリ解消し、安全にWordPressを使いこなすための知識が身につきます。
ぜひ最後までご覧ください。
結論：シニア初心者は厳選7つのプラグインだけでOK
WordPressプラグインは無数にあり、初心者はどれを導入すべきか迷います。
セキュリティやSEO対策など、ブログ運営に必須の機能を7つに厳選しました。
プラグインの入れすぎはサイト表示速度の低下につながるため、まずはこの基本セットから始めましょう。
有料テーマ利用時の注意点も解説します。
7つに絞る理由：多いとサイトが重くなる原因になる
WordPressプラグインの導入は、必要最小限に絞り込むことが重要です。
無計画にプラグインを追加すると、サイトの表示速度が低下し、管理が複雑になるだけでなく、セキュリティリスクも高まるためです。
各プラグインがプログラムを実行するため、数が増えるほどサーバーに負荷がかかり、ページの表示が遅くなります。
筆者のブログでも、便利なプラグインを15個以上入れた結果、表示速度が5秒を超えました。
しかし、必須の7つに絞ったところ、2秒台まで改善し読者の直帰率も下がったのです。
サイトの快適性は読者満足度とSEO評価に直結します。
WordPress初心者はまず推奨される基本プラグインだけを導入し、安定した運営を心がけましょう。
有料テーマなら不要なプラグインもあるので要注意
高機能な有料テーマを利用する場合、初心者におすすめされる一部のWordPressプラグインは不要になるため注意が必要です。
SWELLなどの人気の有料テーマには、SEO対策や高速化機能が元々組み込まれていることが多いためです。
例えば、無料テーマでは必須とされるSEOプラグインを追加で導入すると、テーマの機能と重複してしまい、サイトが不安定になる原因にもなりかねません。
筆者もCocoonではSEOプラグインを活用していますが、有料テーマならその手間が省けます。
プラグインをインストールする前には、必ずご自身のテーマのマニュアルを確認し、機能が重複しないか確かめてください。
これにより、サイトを軽量で安全に保つことができます。
テーマについては下の記事をご覧ください。
そもそもWordPressプラグインとは？役割と基礎知識
WordPressプラグインは便利な反面、数が多くて初心者は選び方に迷うものです。
そこで、ブログを始めたばかりの方が最低限入れておくべき必須プラグインを厳選しました。
それぞれの役割と機能に分けて紹介するので、ブログを快適かつ安全に運営するために役立ててください。
プラグインはスマホアプリのような便利な追加機能
WordPressプラグインは、サイトに機能を追加する拡張プログラムです。
スマートフォンにアプリをインストールする感覚で導入できます。
WordPress単体では基本的な機能しかなく、セキュリティ強化やお問い合わせフォームの設置といった特定の機能はプラグインで補う必要があります。
例えば「Contact Form 7」を使えば、専門知識がなくても読者からの連絡窓口を簡単に設けられます。
筆者のブログでも、このプラグインが読者との貴重な接点となりました。
このようにプラグインは、ブログをより便利で安全に運営するための必須ツールです。
目的に合ったものを選び、WordPressを最適化しましょう。
専門知識なしでブログの機能を追加・強化できる
WordPressプラグインの最大の利点は、専門知識がなくてもブログの機能を簡単に追加・強化できる点です。
通常、サイトのセキュリティ強化やSEO設定には専門的なコードの知識が求められます。
しかしプラグインは、インストールして有効化するだけで、これらの複雑な機能を自動でブログに組み込んでくれるのです。
例えば、筆者も利用するSEOプラグインを導入すれば、各記事の改善点が色分けで表示され、指示に従うだけで検索エンジンに評価されやすいページを作れます。
このように、プラグインは技術的な壁を乗り越える手助けをしてくれるため、WordPress初心者にとってとても頼りになります。
シニア向けプラグイン選びで失敗しない3つのポイント
WordPressプラグインを選ぶ際に、シニアの方が失敗しないための3つのポイントがあります。
- 利用者の多さ
- 更新頻度
- 目的との合致
この3点を押さえることで、安全で使いやすいプラグインを見つけられます。
以下の項目でそれぞれ詳しく見ていきましょう。
選び方①：利用者が多く、日本語の情報が豊富なもの
プラグイン選びで初心者が最も重視すべきは、利用者が多く、日本語の情報が豊富にあることです。
世界中で広く使われているプラグインは、信頼性が高く、多くのユーザーによって安全性が検証されています。
利用者が多いと、設定方法やトラブル対処法を解説したブログ記事や動画が日本語で簡単に見つかります。
例えば、筆者が利用する「Contact Form 7」は、日本人の開発者が作成したプラグインのため、公式情報も全て日本語で安心です。
逆に、情報が少ない海外製のプラグインは、設定画面が英語であることも多く、問題が起きた際に自力で解決するのが困難です。
WordPress初心者はまず、ダウンロード数が多く、評価の高い定番プラグインを選ぶのが失敗しないための鉄則です。
選び方②：定期的に更新されていて安全性が高いもの
プラグインの安全性を判断する上で、定期的な更新は非常に重要な指標です。
長期間更新されていないプラグインは、最新のWordPressに対応しておらず、セキュリティ上の脆弱性が放置されている危険性があります。
WordPressは常にサイバー攻撃の標的であり、古いプラグインの弱点を突かれてサイトが改ざんされるケースは後を絶ちません。
インストール前には、管理画面で「最終更新日」を必ず確認しましょう。
筆者は最終更新が1年以上前のプラグインは導入しません。
安全なブログ運営のためには、開発者が責任を持ってメンテナンスを続けている、信頼性の高いプラグインを選ぶことが不可欠です。
選び方③：自分の目的に合った、必要最低限のもの
プラグインは、ご自身のブログの目的に合った必要最低限のものだけを導入することが大切です。
多機能なプラグインは一見魅力的に思えますが、使わない機能が多ければサイトを重くするだけの原因になってしまいます。
例えば、ECサイト向けの高度な決済プラグインは、個人の趣味ブログには不要です。
まずはご自身のブログで「何をしたいか」を明確にしましょう。
「読者からの問合せ窓口が欲しい」ならお問合せフォームのプラグイン、「記事の見た目を良くしたい」なら装飾系のプラグインといった具合です。
筆者も最初は多機能なプラグインに惹かれましたが、結局使う機能はごく一部でした。
目的に合わないプラグインは、ブログ運営の負担を増やすだけです。必要な機能を絞り込み、適切なプラグインを選びましょう。
【目的別】おすすめプラグイン7選を一覧で紹介
ここでは、ブログ初心者が最低限導入すべきプラグインを7つ、目的別に厳選して紹介します。
セキュリティ強化からSEO対策、バックアップまで、これらを入れておけば安心してブログを運営できます。
それぞれの役割と特徴を理解し、ご自身のサイトに必要なものから導入しましょう。
①セキュリティ｜SiteGuard WP Plugin
「SiteGuard WP Plugin」は、不正ログイン対策に特化した国産のセキュリティプラグインで、初心者には必須といえます。
WordPressの管理画面は、初期設定のままだとURLが推測されやすく、悪意のある第三者から攻撃を受ける危険性が常にあります。
このプラグインを導入すると、ログインページのURLを自動で変更したり、画像認証を追加したりして、不正なアクセスを強力にブロックします。
筆者のブログも開設当初からこのプラグインを導入しており、一度も不正ログインの被害に遭ったことはありません。
複雑な設定は不要で、有効化するだけで基本的なセキュリティが向上するため、WordPressをインストールしたら真っ先に導入すべきプラグインの一つです。
②スパム対策｜Akismet Anti-Spam
「Akismet Anti-Spam」は、コメント欄をスパムから守る必須プラグインです。
ブログを公開すると、宣伝目的のコメントや不審なリンクが自動で大量に投稿されることがあります。
これらを放置すると、読者に不快感を与え、ブログの評価を下げる原因にもなりかねません。
このプラグインは、膨大なスパムデータを基に悪質なコメントを自動で判別し、専用フォルダに振り分けます。
筆者のブログでも毎日数十件のスパムが届きますが、Akismetのおかげで手動削除の手間が省けています。
WordPressに初期状態でインストールされているため、有効化と簡単な設定だけですぐに利用を開始しましょう。
③バックアップ｜UpdraftPlusでサイトを自動保存
「UpdraftPlus」は、サイト全体のバックアップを自動保存する命綱ともいえるプラグインになります。
サーバーの不具合や操作ミスで、丹精込めて書いた記事が全て消えてしまう危険は常にあります。
このプラグインを設定すれば、指定したスケジュールで自動的にバックアップを取り、Google Driveなどの安全な場所に保存してくれます。
筆者も過去にサイトが真っ白になった経験がありますが、UpdraftPlusのバックアップがあったおかげで数クリックで元通りに復元でき、事なきを得ました。
手動でのバックアップは忘れがちになるため、初心者こそ自動化が不可欠です。安心してブログを続けるために、必ず導入しておきましょう。
④SEO対策｜XML SitemapsでGoogleに通知
「XML Sitemaps」は、作成した記事の存在を検索エンジンに効率よく知らせるSEO対策プラグインです。
記事を公開しても、検索エンジンが気づかなければ検索結果に表示されません。
このプラグインは、サイト内のページ一覧地図（サイトマップ）を自動作成し、記事を公開・更新する度に検索エンジンへ通知します。
これにより、検索エンジンがサイト情報を把握しやすくなり、検索結果に表示されるまでの時間が短縮されるのです。
筆者の経験上、このプラグイン導入後は記事公開後1日以内に検索結果に表示されるようになりました。
特に初心者の方は見落としがちですが、SEOの基本として必ず導入すべきプラグインといえます。
⑤画像圧縮｜EWWW Image Optimizerで高速化
「EWWW Image Optimizer」は、画像のファイルサイズを自動で圧縮し、サイトの表示速度を上げるプラグインです。
高画質な写真は読者にとって見栄えが良いですが、ファイルサイズが大きいとページの読み込みが遅くなり、読者離脱の原因になります。
このプラグインは、画像をアップロードする際、画質をほとんど劣化させずにファイルサイズを自動で小さくします。
例えば2MBの写真も数百KBまで軽量化可能です。
筆者のブログではサイト高速化への貢献度が最も高いと感じています。
設定も簡単で、インストールして有効化するだけで機能します。
読者のストレスを減らし、快適な閲覧環境を提供するために欠かせないプラグインです。
⑥お問い合わせ｜Contact Form 7でフォーム設置
「Contact Form 7」は、読者からのメッセージを受け取るためのお問い合わせフォームを簡単に設置できるプラグインです。
ブログ運営において、読者からの質問や感想、仕事の依頼などを受け付ける窓口は重要です。
このプラグインを使えば、プログラミング知識がなくても、数ステップで本格的なフォームを作成し、サイトに設置できます。
日本人開発者によるプラグインなので、設定画面やマニュアルが全て日本語で分かりやすいのも、初心者には嬉しいポイントです。
筆者のブログに寄せられる読者からの温かいメッセージは、運営の大きな励みになっています。
ブログの信頼性を高め、読者との繋がりを深めるためにも、ぜひ導入を検討してみてください。
⑦日本語の不具合修正｜WP Multibyte Patch
「WP Multibyte Patch」は、日本語環境でWordPressを正しく動作させるために必須のプラグインです。
WordPressは元々英語圏で開発されたため、日本語のような全角文字を扱う際に文字化けなどの不具合が起きることがあります。
このプラグインは、日本語特有の問題を自動で修正し、サイトの安定性を高めます。
特に、全角文字を含んだファイル名の画像がアップロードできない、検索機能が正しく動作しないといったトラブルを防ぎます。
目に見える派手な機能はありませんが、日本語でブログを運営する上での縁の下の力持ちです。
日本語版WordPressには最初から導入されていることが多いですが、必ず有効化されているかを確認しましょう。
プラグイン導入時の注意点とインストールの基本手順
便利なプラグインですが、導入時にはいくつか注意すべき点があります。
むやみに追加するとサイトが重くなったり、不具合の原因になったりするためです。
ここでは、プラグインを導入する際の3つの注意点と、基本的なインストール手順を解説します。
安全にブログを運営するために、ぜひご覧ください。
プラグインの入れすぎには十分注意しよう
プラグインの導入は、サイトの表示速度を考慮し、20個以内を目安に抑えることが推奨されます。
プラグインは便利な機能を追加してくれますが、その一つ一つがサイトを動かすためのプログラムです。
数が増えるほどサーバーへの負荷が増大し、ページの読み込み速度が遅くなる主な原因になります。
サイトの表示速度が遅いと、読者が待ちきれずに離脱してしまう可能性が高まります。
特に初心者のうちは、管理が行き届きにくくなりがちです。
まずはこの記事で紹介した7つの基本プラグインから始め、本当に必要な機能が出てきた場合にのみ、一つずつ慎重に追加していくのが安全な運営方法です。
テーマとの相性が悪いと不具合が起きる場合がある
プラグイン導入時は、利用中のWordPressテーマとの相性確認が不可欠です。
プラグインとテーマは開発者が異なるため、稀にプログラム同士が干渉し、サイトの表示崩れやエラーを引き起こすことがあります。
特に、テーマの機能と類似のプラグインを追加すると問題が起きやすくなります。
例えば、高機能な有料テーマにはSEO設定機能が内蔵されていることが多く、別途SEOプラグインを追加すると設定が二重になり不具合の原因となりかねません。
筆者も過去に特定のプラグインを有効化した途端にデザインが崩れた経験があります。
新しいプラグインを導入する際は、事前にテーマの公式サイトで非推奨プラグインの情報がないかを確認しましょう。
長期間更新されていないプラグインは避けるべき
安全なブログ運営のため、長期間更新が止まっているプラグインの利用は絶対に避けるべきです。
WordPress本体は日々バージョンアップしセキュリティを強化しています。
しかし、プラグインが更新に対応していないと、脆弱性が生まれ、サイト乗っ取りなどの攻撃を受けるリスクが非常に高まります。
管理画面からは、各プラグインの「最終更新日」や「対応するWordPressバージョン」を確認できます。
筆者は、最終更新日から1年以上経過しているプラグインは使用しません。
便利な機能であっても、サイト全体の安全性を損なう危険性があることを理解し、信頼できるプラグインだけを選びましょう。
プラグインのインストールと有効化の基本手順
WordPressプラグインのインストールと有効化は、管理画面から簡単に行えます。具体的な手順は以下の通りです。
- 管理画面の左側メニューから「プラグイン」→「新規追加」をクリックします。
- 画面右上の検索窓に目的のプラグイン名を入力します。
- 検索結果から該当するプラグインの「今すぐインストール」ボタンを押します。
- インストールが完了するとボタンが「有効化」に変わるので、再度クリックすれば作業は完了です。
筆者もこの手順で全てのプラグインを導入しており、一度も失敗したことはありません。
この簡単な操作でブログの機能を拡張できるのがWordPressの大きなメリットです。
ただし、有効化の前にバックアップを取っておくと、万が一不具合が起きても安心です。
WordPressプラグインに関するよくある質問
- Qプラグインはたくさん入れた方が良いのですか？
- A
いいえ、プラグインは必要最小限に抑えるべきです。多く入れすぎるとサイトの表示速度が遅くなる原因になります。まずは10個前後を目安に、本当に必要な機能だけを厳選して導入することをおすすめします。
- Q有料プラグインは使った方が良いですか？
- A
初心者のうちは、基本的に無料プラグインで十分です。無料でも高機能で信頼性の高いプラグインはたくさんあります。特定の高度な機能が必要になった際に、初めて有料プラグインの導入を検討すると良いでしょう。
- Qプラグインの更新は毎回すべきですか？
- A
はい、必ず毎回更新すべきです。プラグインの更新には、機能改善だけでなく、セキュリティ上の脆弱性の修正が含まれています。更新を怠ると、サイトが攻撃されるリスクが高まるため、通知が来たら速やかに更新しましょう。
- Q使わないプラグインは削除した方が良いですか？
- A
はい、使わないプラグインは停止するだけでなく、削除することをおすすめします。無効化した状態でも、プラグインのファイルがサーバーに残っていると、セキュリティ上のリスクになる可能性があります。不要なものは整理しましょう。
まとめ｜必須プラグインでブログを安全・快適にしよう
この記事では、WordPress初心者が最低限導入すべき7つの必須プラグインについて、その役割と選び方のポイントを解説しました。
重要なポイントは以下の通りです。
- プラグインは必要最小限に
サイトの速度と安全性を保つため、導入は厳選する。 - 目的を明確に
「セキュリティ」「SEO」「バックアップ」など、目的意識を持って選ぶ。 - 信頼性を確認
利用者が多く、定期的に更新されている定番プラグインを選ぶのが安心。
今回ご紹介した7つのプラグインは、どれもブログ運営のベースとなるものです。
この記事を参考に一つずつ導入し、安全で快適なブログ運営をスタートさせてください。
プラグインについて理解できたら、次は下の記事もご覧ください。
